◆スカルヘッド


「ドゥオッホッホッホッホ……ゲホッ」

 他に見られない特殊な形態を持つことからバストン大陸から飛来したと推測されるG。
 特徴的な頭部構造を有し、触角の退化した仮面のような顔には1対の眼球が正面を向いて並んでいる。これにより優れた動体視力と空間認識能力を持ち(逆に視界は極端に狭まっている)、脳の大型化により高い知能も獲得している。
 非常に好戦的でメードを発見すると嬉々として攻撃を仕掛けるが、形勢が不利になるとあっさり逃走するしたたかさも持ち合わせる。
 使い捨ての翼を持ち、一時的に飛行能力を得ることも出来る。
 倒した相手の一部を持ち去る習性(一部で「ミシルシ」と呼ばれる)がある。


出身バストン大陸?
体高3m
発生時期1940年頃?

 ⇒詳細(MAID-wiki)



◆Gの進化系図考察 (本ページ内でのみ反映される俺設定です)


 十数年前に現れた人類を脅かす謎の侵略者「G」。
 彼らは当初「ワモン級」単種のみとされていたが、現在は飛行型の「フライ級」をはじめ非常に多くの種類が確認されている。
 1937年、G研究の第一人者ジャン・ファー・ブルスコー博士はGを生物と定義し、その種類が増加しているのは環境に合わせて驚異的なスピードで進化しているためであると発表した。
 この説は現在も有力視されているが、一方でこれほど異常なスピードで進化する生物は有り得ないと異論を唱える研究者も少なくない。


■ジャン・ファー・ブルスコー博士
 国際対G研究機関「EARTH」G生態研究室室長。クロッセル連合エテルネ公国出身。本来は昆虫学者。
 1932年末、バストン大陸の密林で探検隊とともに巨大な蟲に遭遇。後にそれがGであったことが判明して以来その研究に没頭し、国際対G連合の発足に伴い「EARTH」に招かれた。Gをあくまで生物と認識し闇雲に根絶やしにすることを嫌うが、逆に人類が滅ぼされかねない現状も理解しているためG殲滅に協力している。
 典型的な戦争嫌いの学者肌で、メードのこともあまり快く思っていない様子。故郷に年老いた両親がいる。独身。

↑ブルスコー博士が提唱するGの進化系図(一部)。

■ワモン級
 1933年に人類が最初に遭遇したG。体長2〜4m。適応能力がきわめて高く、人類と接触してわずか2年足らずであらゆる毒ガスや化学兵器を克服。しかし物理的な防御力は限界に達しており、重火器の攻撃には耐えられない。すべてのタイプの原種とされる。

■ローカスト原設定
 1934年頃に出現したワモンの亜種。若干小型で、発達した後足と翼で非常に長い距離を飛行(ジャンプ)できる。一定の時季に大量発生して大移動を行う。Gの勢力を拡大する役割を持つ、羽アリのような存在と思われる。

■フライ級
 1935年頃から現れはじめたG。翼長3〜4m。ローカストとは異なり完全な飛行能力を有しており、現行のレシプロ機とは比較にならないほど高い機動力を誇る。翼をはばたかせるための強力な筋肉により体温が高く、山岳地帯などの寒さが厳しい地域にもよく出現する。

■タンカー級原設定
 1935年頃確認。体長15〜20mにもなる大型種。動きは鈍重だが堅牢な甲殻を有し、攻撃を受けると強酸のようなものを吐いて反撃してくる。物理的な防御力の限界に達したワモン級が重火器への耐性を得るために大型化したものと思われる。環境の変化にも強い。

■ヨロイモグラ級
 1936年頃確認。砂漠などの乾燥地帯に適応したG。体長20m以上。タンカー以上に強固な甲殻で全身を隙間なく覆っているが、足が短く非常に鈍足。小規模な群れを形成し普段は地中に潜んでいる。

■アシダカ(スパイダー)級原設定
 Gの勢力圏奥深くに棲息し小型のGを捕食するG。体高6〜10m。人前に姿を現すことが滅多にないためその生態は謎に包まれている。

■センチピード級
 1936年頃確認。ドラゴン級とも呼ばれるGの中でも飛びぬけて巨大なタイプ。その全長は40〜60mに達し、過去には100mを超える個体も確認されている。身体を分断されたり頭を潰されても動き続ける驚異的な生命力を持つ。

■マンティス級原設定
 1936年頃、Gの勢力が急速に拡大しはじめた頃から現れはじめたGを捕食するG。動きが素早く非常に凶暴で、他のGに混じって前線にも頻繁に出現し、動くものなら何でも襲う。前足のカマの一撃は強力で、メードにとってもかなり手強い相手。多少の飛行能力を有するためローカストから進化したものと推測される。体長4〜6m。

■プロトファスマ原設定
 メードを捕食し、そのエターナル・コアを取り込んだGの総称。マンティスでの発生率が最も高く、当初はマンティスのみがコアへの適正を有すると思われていた。Gがコアに適応できる可能性は数万分の一ともいわれ、大半は拒絶反応を起こして絶命する。その存在が確認されたのはごく最近。

■ウォーリア級原設定
 1939年以降、メードの増加とともに頻出しはじめたG。ワモンよりひと回り大きく、後足のみで二足歩行を行うことができるのが最大の特徴。胸部にも甲殻を有し、前足を使った格闘戦が可能で、メードといえど安易に近付くのは危険。ワモンの群れに混じって出現することが多い。まれにシザースと呼ばれるアゴがハサミ状に発達した大型個体も発生する。

■ドラゴン・フライ級原設定
 1940年頃から現れはじめた大型の飛行型G。10mほどの個体が一般的だが、まれに数十mに達する個体も出現する。一説には通常の個体は幼体で、その大型個体が同種の成体ではないかとも言われている。体内にフライ級を“飼っている”場合がある。

■バストン固有種(バストニア)原設定
 早期にGに占拠されたバストン大陸では既存の生物が駆逐され、Gのみの生態系が形成されているという説がある。そこには高度に進化した未知のGが存在するという。



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